【鹿児島中央】『黒豚しゃぶ鍋ぞうすいの店八幡』の新コース「鹿児島極コース」

2025.12.14 / 最終更新日：2025.12.16

「秘密のケンミンショー」でも紹介された人気しゃぶしゃぶ店『黒豚しゃぶ鍋ぞうすいの店八幡』。
鹿児島中央駅からすぐの鹿児島中央郵便局の真向かいという分かりやすい立地にあります。

店内は和モダンで落ち着いた雰囲気。シックながらも肩肘張らずに過ごせる空間で、地元の方はもちろん、観光や出張で訪れる県外のお客様の姿も多く見られます。
テーブル席が中心なので、友人同士やカップル、家族での食事にも使いやすいお店です。

鹿児島の食材をじっくり味わいたい方、県外からの来客を案内するお店を探している方に特におすすめです。

今回いただいたのは、最近新しく登場した「鹿児島極コース」。
黒豚や黒毛和牛をはじめ、鹿児島ならではの食材が一度に楽しめる贅沢な内容です。

最初に登場するのは前菜3種盛。県内産の季節野菜や海老、ハムなどがバランスよく盛り付けられ、これから始まるコースへの期待が高まります。

お鍋の出汁は、鹿児島茶と昆布を合わせた上品な味わい。香りがよく、食欲が自然と湧いてきます。

黒豚バラのしゃぶ肉は、1枚ずつ丁寧に並べられていて見た目も美しい一皿。
さっと火を通すと、脂の甘みが引き立ち、鹿児島黒豚ならではの美味しさをしっかり感じられました。

野菜もそれぞれ食材ごとに食べやすいように切りそろえられています。絹揚げもただの豆腐とはまた違うコクと食感が楽しめます。

酸味控えめのポン酢は、素材の味を引き立てる優しい味わいでした。

A5ランク黒毛和牛のしゃぶしゃぶは、思わず声が出るほどの大きさ。

口に入れた瞬間にとろける食感で、ご馳走感がすごいです！

黒豚ロースは程よい噛み応えがあり、肉の旨みをじっくり味わえます。

黒豚の角煮は下処理が丁寧で、臭みがなく、とろとろの柔らかさでした。

飛び魚のつけ揚げ(薩摩揚げ)とカツオ腹皮の塩焼きも鹿児島らしい内容。
つけ揚げは外はカリッと、中はしっとり。腹皮は大根おろしと合わせると、脂の旨みがより引き立ちます。

刺身盛りは、この日はカンパチとキビナゴ。鮮度の良さが伝わる安心感のある美味しさでした。

茶碗蒸しにはサツマイモが入っており、ほんのり甘く上品な味わい。

写真は撮り忘れてしまいましたが、和牛にぎりやキビナゴの天ぷらもあります。

締めは雑炊。出汁の旨みと具材の旨みが凝縮された、最後にふさわしい満足感のある一杯でした。

デザートは季節の果物で、口の中がすっきりと整います。

コース全体を通して感じたのは、「鹿児島の美味しいものを丁寧に味わえる」という安心感と満足感。
料理はどれも派手すぎず、素材の良さを活かした味付けなので、年齢問わず楽しめそうです。

スタッフの方の対応も落ち着いていて、料理の提供タイミングも程よく、ゆったりと食事ができました。
観光客向けのお店でありながら、地元の人にも愛されている理由がよく分かります。

特別な日のお食事はもちろん、県外からのゲストを連れて行くお店としても間違いない一軒だと感じました。

黒豚や黒毛和牛、郷土料理まで幅広く楽しめる「しゃぶ鍋八幡」は、鹿児島らしさを一度に味わえるお店です。
食材の産地や料理の話題でも自然と会話が弾み、食事の時間そのものが思い出になります。

鹿児島県内各地の焼酎も豊富に取り揃えているので、飲み比べに行くのもおススメです。

年末年始の帰省時や、県外からのお客様をお連れする場面でも喜ばれること間違いなし。
「鹿児島らしいお店に連れて行きたい」と考えている方に、ぜひおすすめしたい一軒です。

基本情報・アクセス